オクラは、つるっとした食感と、独特の“ねばねば”が特徴の夏野菜。
和え物やおひたしのイメージが強いかもしれませんが、実は味噌汁に加えると、とてもやさしい味わいに。
今回は、そんなオクラの栄養素や、味噌汁に入れるときのコツやアレンジについてご紹介します。
目次
オクラに含まれる栄養素

ネバネバの正体は、水溶性の食物繊維「ムチン」や「ペクチン」。
これらは胃粘膜の保護や、腸内環境を整える働きがあるといわれています。
その他にも、オクラには様々な栄養素が含まれています。
- ビタミンC:抗酸化作用があり、紫外線ダメージが気になる季節にも。
- βカロテン:体内でビタミンAに変わり、免疫力や肌の健康をサポート
- 葉酸:貧血予防、代謝に関与
- カリウム:余分な塩分の排出を助け、むくみ対策にも
味噌汁に入れるときのポイント

オクラは下ごしらえも簡単で、味噌汁にぴったりな素材。調理のポイントをおさえておくと、食感と風味をうまく活かせます。
下ゆでしなくてもOK。でも板ずりはしておくと◎
産毛が気になる場合は、塩をふってまな板の上で転がす“板ずり”を。
そのひと手間で、色が鮮やかに、口当たりもよくなります。
カットしてから入れるか、丸ごと入れるかで食感が変わる
輪切りにして、味噌汁に加えると、汁全体にとろみが広がり優しい味わいに。丸ごと入れると、オクラの食感を楽しめるので、お好みで使い分けてみてください。
加熱のしすぎに注意
煮すぎると色も食感も落ちてしまうため、味噌を入れる直前〜後に加えて、サッと火を通すのがベスト。2~3分くらいが目安です。
おくら味噌汁のおすすめアレンジ
オクラはどんな具材とも相性がよく、味噌汁に変化をつけたいときにぴったりです。
- 豆腐:やさしい味わいで食欲がない日にもおすすめ
- なめこと長芋:ねばねばお味噌汁、胃腸をサポート
- トマト:酸味と旨味がアクセントに。
- 卵(溶き卵):タンパク質をプラス
ちょっと変化をつけたいときには、ごま油を少し垂らしたり、おろししょうがを添えるのもおすすめです。
まとめ
おくらの味噌汁は、栄養も食感もやさしくて、毎日でも飲みたくなる一杯。
ネバネバお味噌汁を楽しみましょう。
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