ニラの味噌汁を作る時の注意点と美味しく作るコツ

独特の香りと、シャキッとした食感が魅力の「ニラ」。炒め物のイメージが強いですが、実は味噌汁にもよく合う万能野菜です。今回は、ニラの栄養素と、味噌汁に加えるときのポイントについて、ご紹介します。

目次

ニラの魅力と調理方法

ニラに含まれる栄養素

ニラは、疲労回復や代謝に必要な栄養素が含まれている食品です。例えば、アリシン、βカロテン、ビタミンKや葉酸、ビタミンC、食物繊維などが含まれています。

アリシン

ニンニクにも含まれる成分で、血行を促進したり、疲労回復をサポートしたりする働きがあります。

βカロテン

体内でビタミンAに変わり、粘膜や皮膚の健康維持に役立ちます。

ビタミンK

貧血予防、骨の健康など、さまざまな面から体をサポートしてくれる栄養が豊富。この他に、美肌や造血に関与するビタミンCや葉酸なども含まれています。

食物繊維

腸内環境を整えたり、便通を促したりする効果が期待できます。

香味野菜としての魅力

ニラは「香味野菜」の1つです。香りが加わることで、風味がプラスされたり、肉類等の臭み消し、食欲増進などの働きが期待できます。味噌汁に加えることで、いつものお味噌汁と一風変わった味を楽しむことができます。

ニラをお味噌汁に入れるときのポイント

ニラは加熱しすぎると、ドロドロに溶け、せっかくの香りや食感が失われてしまいます。味噌汁に入れる際には、いくつかのコツを押さえておくと、よりおいしく仕上がります。

仕上げに加える

ニラは火が通りやすい野菜なので、煮込みすぎはNG。
味噌を加え溶かしたあとに、最後に加えて余熱で火を通すようにしましょう。

    特に柔らかい葉先部分はすぐに火が通るので、サッと火を通すだけでも、色鮮やかで香りも立ちやすくなります。

    切るときは根元と葉先を分けておくと◎

    根元の方が火の通りにくさや香りの強さがあるので、葉先と分けて加えると火の通りが均一に。
    先に根元、少し時間をおいて葉先を加えると、シャキッと感を残しつつ食べやすく仕上がります。

    組み合わせる具材で味のまとまりを意識

    ニラ特有の香りは、淡白な食材と合わせるとバランスが取りやすくなります。
    おすすめは、卵・豆腐・油揚げ・人参・大根など。ニラの香りを活かしつつ、まろやかさや旨味が加わります。

    ピリ辛の一風変わったニラ味噌汁も◎

    アレンジとして、ニラをたっぷり入れた味噌汁に、ラー油や隠し味の豆板醤、生姜やニンニクなどの香味野菜を加えて、ちょっとピリ辛なお味噌汁にするというのもおすすめです。豚バラ肉、卵、もやしなどを加えておかず味噌汁のようにすると、ご飯も進みます。少し豆乳を入れてコクを出すのも美味しいですよ。

      まとめ

      ニラは栄養豊富で、味噌汁に加えることで手軽にパワーアップできる食材です。
      加熱しすぎず、タイミングを見て仕上げに加えることで、香りも食感も楽しめる一杯に。

      毎日の味噌汁に、ひとつのアクセントとしてニラを取り入れてみてはいかがでしょうか。

      (出典:食品成分表データベース8訂 文部科学省

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