和食を中心とした食生活のメリット

和食は、健康食の1つとして世界中で注目されています。忙しい現代人にとって、なかなか毎食一汁三菜のような食事を作るのは難しいことかもしれませんが、今一度和食のすばらしさを知ることで、お味噌汁とごはんだけの一汁一菜だけでも、はじめて日々の健康づくりの基盤としていければ良いのではないと思います。

さて、今回は和食を日々の献立に取り入れることの魅力についてご紹介していきます。

目次

和食を中心とした食生活の魅力

①栄養バランスが整いやすい

和食は、米、魚、野菜、大豆製品、海藻など、さまざまな食材をバランスよく取り入れることができます。これにより、ビタミン、ミネラル、たんぱく質、食物繊維など、体に必要な栄養素を効率よく摂取き、低脂質にできることが魅力です。

②発酵食品を取り入れることができる

和食を作る際には、味噌、納豆、醤油、ぬか漬けなど、発酵食品が欠かせません。発酵食品には、乳酸菌や酵母菌が含まれており、腸内フローラを改善することが知られています。

③塩分を調整できる

お漬物や汁物、干物など、塩分の多い食材も多い和食ですが、だしを多く使い、素材の旨味を引き出すことで、塩分量を調整することも可能です。すりごま、かつお節、だし粉などを使うと、調味料を減らしながら旨味を感じられるので、薄味でお美味しく食べることができます。

④食物繊維を摂取しやすい

野菜や海藻、きのこ、豆類を多く使う和食は、食物繊維が豊富で、腸内の健康を促進します。食物繊維は、便秘の予防や改善に効果的で、腸内細菌のバランスを保つ役割も果たします。

⑤季節感を味わうことができる

和食では、旬の食材を取り入れることが重視されます。季節感を大切にし、春は山菜、夏は魚や野菜、秋はキノコや根菜、冬は葉野菜など、その時期ならではの食材を楽しむことができます。旬の食材はリーズナブルなだけでなく、栄養価も高いため、栄養素もしっかりと補うことができます。

⑥減量しやすいメニュー

和食は、比較的脂質控えめなメニューが多いため、低カロリーで満腹感が得やすく、ダイエットに適しています。例えば、ご飯と具だくさんの味噌汁を組み合わせた食事は、腹持ちが良く、健康的に食べ過ぎを防ぐことができます。

またお魚などで良質の脂質をとることができるため、余分な脂肪はカットし、身体に必要な脂質を効率よく摂取できるのも魅力です。低脂質で栄養価の高い食事をとることで、余分な間食を欲さなくなるというのも、和食がダイエット向きである理由の1つです。

もちろん、パンやパスタ、洋食を食べてはいけないわけではありません。和食を中心とした食生活をベースに、食べたい時には食べたいメニューを選ぶなどして、上手にバランスを整えていきましょう。

厚生労働省 「日本人の長寿を支える健康的な食事」

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